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Celonis AIハッカソン開催!AI技術で未来を切り拓く熱い一日

2025年3月6日、Celonis主催のAIハッカソンが開催されました。ユーザー企業5社から精鋭20名が参加。特筆すべきは、参加者全員がハッカソン初挑戦であったことです。CelonisのAI技術を活用し、ビジネスプロセスの革新を目指して、活発な議論と実践的なセッションが繰り広げられました。

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ハッカソン成功に向けた周到な事前準備

ハッカソン成功の鍵は、当日のみならずく、入念な事前準備にありました。参加企業は約2週間前から準備を開始し、CelonisのAI製品に関する知識を深め、活用するユースケースを明確にするためのディスカバリーワークショップを実施しました。事前準備では、主に以下のステップを踏みました。

1. 参加者の選抜と環境整備:各社2〜3名の精鋭チームを編成し、必要な知識と技術基盤を整えました。特に以下の要素が事前準備のポイントとなりました。

  • LLM 関係ドキュメントの準備

    • Early Adopter

    • AI Addendum

  • ナレッジモデル等の技術基盤の整備

    • Celonis コネクタを活用した技術基盤の検証

2. ディスカバリーワークショップの実施: ハッカソンで取り組む具体的なユースケースを明確にするため、2回のディスカバリーワークショップを実施しました。

  • Celonis AI 製品の紹介と、ハッカソンで取り組む可能性のある2〜3個のユースケースの選定

  • 選定したユースケースを基に、ハッカソンで扱うテーマを絞り込み

当日のアジェンダ

周到な事前準備を経て、いよいよ3月6日のハッカソン当日を迎えました。当日は、以下のスケジュールで進行しました。

  • 09:00〜09:30 イントロダクション — AI x Celonis

  • 09:30〜10:00 ユースケースの目標成果設計

  • 10:00〜10:15 休憩

  • 10:15〜12:30 ハッカソンセッション

  • 12:30〜13:30 昼食

  • 13:30〜15:15 ハッカソンセッション

  • 15:15〜15:30 休憩

  • 15:30〜16:30 ユースケースの内容から一連のデモを作成

  • 16:30〜17:30 デモ発表会

  • 17:30〜18:00 懇親会

イントロダクションと目標設定

ハッカソンの幕開けを飾ったのは、Celonis社のApplied AIチームを率いるAlex Hillによる講演でした。プロセスマイニングの分野で7年以上の経験を持つAlexは、世界的な大企業を対象にAIプロジェクトを支援してきた豊富な実績を誇ります。講演では、AIを活用したプロセスマイニングの可能性について、具体的なユースケースを交えながら解説しました。

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Alexは、「生成AIがもたらす最大のROIはまだ開拓されていない」というテーマを掲げました。現在のAIユースケースはまだ表面的なものに留まっており、真のROIはビジネスプロセスの改善と自動化にAIを適用することで実現できると強調しました。例えば、以下のようなインパクトある事例が紹介されました。

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  • 注文マネジメント: クレジット・ブロック・アシスタントが、ブロックされた販売注文に対して最適な解決策を提案し、顧客への迅速な納品を実現。

  • 製造: 品質不良を自動分類し、過去の解決策を提示することで、現場の意思決定を効率化。

  • 倉庫マネジメント: ピッキングや梱包作業に基づき、出荷の優先順位を自動設定することで、定時出荷率を向上。

  • 在庫管理: 自然言語を用いて、文脈に沿ったプランニングパラメータを推奨し、在庫レベルを最適化。

  • サービス: クレーム状況に関する顧客リクエストへの自動返信や、苦情の自動分類と優先順位付けにより、顧客対応を効率化。

Alexの講演は、AIの可能性とCelonisの技術がもたらす変革への期待を大いに高めました。

講師プロフィール:アレクサンダー・ヒル(Alexander Hill)、Celonis社 Applied AI ディレクター

Alexは、CelonisのApplied AIチームを率い、プロセスマイニングの分野で7年以上の経験を有します。これまでに、世界的な大企業を対象としたAIプロジェクトを支援し、プロセスマイニングを活用したエンタープライズAIイニシアチブの強化に貢献してきました。Alexは、伝統的な機械学習と生成AIの両方に精通しており、革新的なユースケースを通じて具体的なビジネス価値の創出を推進しています。

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ユースケースの目標成果設計

次に行われたのは、各チームがハッカソンで取り組むユースケースの目標成果設計セッションです。各チームは以下の基準を基に、最終的なプレゼンテーションとデモに向けた準備を開始しました。

  • ビジネスインパクト: ソリューションが実際のビジネス改善や価値向上にどの程度貢献するか。

  • 技術革新: AI やプロセスマイニング技術の新規性や独自性。

  • 実施可能性: プロトタイプの完成度や、企業への展開可能性。

  • ユーザビリティと直感性: エンドユーザーにとっての使いやすさや理解しやすさ。

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各チームにはCelonisのバリューエンジニアが付き、技術的なサポートやプレゼンテーションのアドバイスを行いました。バリューエンジニアは、Celonisの製品に関する深い知識と豊富な経験を活かし、各チームが効果的なプレゼンテーションを作成できるよう支援しました。チームはバリューエンジニアとともにディスカッションを重ね、プレゼンテーション資料の作成、デモの準備、発表内容のブラッシュアップなどを行いました。

デモ発表と審査結果

16時半からのデモ発表会では、各チームが磨き上げたソリューションを披露しました。各チームは8分間の持ち時間で、発表が行われました。

優勝・準優勝の2社は、7月9日に開催されるProcess Intelligence Day Tokyoのメインステージで表彰されることが発表されました。

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懇親会での交流

イベントの最後は懇親会。参加者たちは食事とお酒を楽しみながら、互いの健闘を称え合い、AI活用の未来について熱く語り合いました。業界を超えたネットワーキングが生まれた、非常に有意義な時間となりました。

AIハッカソンを通じて生まれた新たなアイデアとつながりが、今後のビジネスプロセス改善とイノベーションにつながることを期待しています。

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